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相続放棄は、法律と実務が微妙に異なります。
そのため、相続放棄の判断に迷います。
相続放棄の疑問を解消する、情報提供サイト。



アパートの片付けと車の処分

相続放棄をする場合「資産価値のある財産を処分してはいけない」ということになっています。

この場合に問題となるのが、アパートの片付けと車の処分です。

亡くなった人のアパートには、いろいろなものが残っています。

そしてアパートをほったらかしにしておいたら、大家さんはとても困ってしまいます。

そこで相続人がきれいにアパートの中を片付け、敷金等の手続きをして、大家さんに部屋を返します。

さて、このあとに借金が発覚した場合、相続放棄はできるのでしょうか?

アパートの中には、テレビとかパソコンとか、いろいろなものがありました。

そのようなものを、きれいさっぱり片付けてしまったのです。

法律を文言通りに読むなら、やってはいけないことをした、ということになります。

しかし、現実には相続放棄はできます。

これで相続放棄ができなくなったら、日本中の誰も相続放棄ができないからです。

中古のテレビやパソコンに、換金性のある資産価値があったかもしれません。

しかしそこまで細かく判定していたら、故人の遺品はなにもさわれなくなってしまいます。

アパートを相続人が片付けてくれなかったら、大家さんも大迷惑です。

もちろん「相続放棄をするから」という理由で、アパートの片付けをしなくても問題はありません。

しかし現実に片付けてしまったあとに、借金が見つかって相続放棄がしたいこともあるわけです。

そんなときは、そのまま相続放棄をすればよいです。

現実の生活がそのように回っていることは、誰でも知っていますから、大丈夫です。

車の処分

相続放棄において、車の処分はもっとも悩ましい問題です。

車というのは売れば数十万円になるため、資産価値があるといえばあります。

しかし車というのは、放置すれば必ず劣化します。

また駐車場代や税金など、なにもしなくても維持費がかかります。

使ってはいけない車に、お金をかけるのは誰でも嫌です。

また車に手をかけたために「相続の承認」とみなされてしまうのも困ります。

そこで現実はどうなっているかというと、

「時間の経過とともにうやむやになっていく」

ということです。

相続放棄というのは、債権者と呼ばれる「請求をしてくる人」が何も言ってこなければ、何事もなく済んでしまいます。

現実に、相続放棄で車のことをとやかく言ってくる債権者はまずありません。

そのため「うやむやになっていく」のです。

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