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相続放棄は、法律と実務が微妙に異なります。
そのため、相続放棄の判断に迷います。
相続放棄の疑問を解消する、情報提供サイト。



相続放棄の期限、期間

続放棄の期限、期間について


  相続放棄の期限、期間については「3ヶ月」以内にしなければならない。

  この様に、決められています。

  しかしこの「3ヶ月」というのが、問題です。

  これが、いつからはじまり、どこが3ヶ月の終わりなのか。

  正確に把握されている方は意外と少ないです。


  そこでこの「3ヶ月」について、詳しく解説していきます。

相続放棄の3ヶ月の始まりは、「いつ」なのか

  法律を正確に表現をすると、次の通りです。

  相続放棄は「相続権があることを知った」ときから3ヶ月以内にしなければならない。


  しかし、「死亡した」ときから3ヶ月以内に相続放棄をしなければならない。

  この様に、相続放棄を勘違いされる方がいます。

  でもこれは、厳密には間違いです。


  たとえばあなた自身が、誰かの死亡そのものを知らない。

  この場合は、自分に相続権があることはわかりません。

  ですから、3ヶ月以内の期限のカウントは始まらないのです。


  例

  Aさんが2007年9月8日に死亡。

  Aさんの子供であるBさんが2010年5月8日にAさんの死亡を知った。

  この場合、Bさんは2010年5月8日から3ヶ月以内に相続放棄をすればよいのです。

  2007年9月8日から3ヶ月以内ではありません。


  Bさんは2010年5月8日までAさんの死亡を知りませんでした。

  相続放棄はやりようがありません。

  だから、BさんがAさんの死亡を知った日が始まりです。

法律を知らなかった、という言い分は認められない

  相続放棄は3ヶ月以内にしなければならないことを知らなかった。

  だから、その法律を知ったときから3ヶ月以内に相続放棄をすればいい。

  この様に、言われる方もいますが、これは認められていません。


  日本国籍を所有し20才以上である方は全員、3ヶ月という期限を本当に知らな かったとしても、知っていたとして扱われるのが法律です。

  法律を知らなかったという言い訳はいっさい通らないのです。


  また、3ヶ月以内という期限は知っていた。

  しかし、兄弟である自分に相続権があるなんて知らなかった。

  これも、認められません。

事実を知らなかった場合は、相続放棄できる

  ただし、次のような例外はあります。

  Aさんが死亡したことは知っていた。

  しかし、Aさんの子供が相続放棄をしたことは知らなかった。

  だから、自分に相続権がまわってきたことを知らなかった。

  これは、認められています。

  この場合、自分に相続権がまわってきたことを知ってから3ヶ月以内に 相続放棄をすればよいことになります。

  つまり、誰かが死亡した、誰かが相続放棄をしたなどという「事実」を知らなかった。

  だから、自分に相続権があることを知らなかった。

  これなら、「事実」を知った時より3ヶ月以内に相続放棄すればよいのです。

  しかし「事実」は知っていたが法律を知らなかった。

  これは、いっさい認められないのが、相続放棄というものです。

家庭裁判所に初めて書類を出す日が3ヶ月以内であればよい

  相続放棄で3ヶ月という期間は、相続人がどうするか考える時間です。

  相続するのか、放棄するのか、この期間に決めるのです。

  だから、この期間に、家庭裁判所で審査する時間は含まれません。


  相続権があることを知ってから2ヶ月後に家庭裁判所に書類を提出。

  家庭裁判所が相続放棄を審査するのに2ヶ月かかった。

  4ヶ月後に相続放棄が認められた。

  これも、3ヶ月という期間内に相続放棄が成立したといえます。


  家庭裁判所では、相続権があることを知って3ヶ月以内に書類提出したか。

  これが、一番大切です。

  そのため、家庭裁判所の審査時間は、いっさい結果に影響しないのです。

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