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相続放棄は、法律と実務が微妙に異なります。
そのため、相続放棄の判断に迷います。
相続放棄の疑問を解消する、情報提供サイト。



相続放棄と遺産分割協議の違い

続放棄と遺産分割協議の違い


  遺産分割協議で「なにも受け取らないし、借金も払わない」とすること。

  相続放棄で「なにも受け取らない、借金も払わない」とすること。

  これは、法律としてどのような違いがあるのでしょうか?

遺産分割協議とは、単なる身内の話し合い

  相続放棄が「家庭裁判所で認定されるとても強いもの」なら、

遺産分割協議は「単なる身内の話し合い」というとても弱いものです。

  そもそも遺産分割協議とは、相続権を持つ人たちが残された財産について

誰が何をどれだけもらうのかを、話し合いをして決めることをいいます。

  このとき残された借金を、誰がいくら払うのかを決めることもできます。

  また残された細かい財産の配分を決めるのが面倒なため、

自分はいっさい関わらないと一筆書いてしまうことも、

遺産分割協議に含まれます。

遺産分割協議は、相続権のある身内のみに有効

  遺産分割協議書に「何も受け取らない」と書きます。

  しかし、それが有効なのは、相続権のある身内の人間のみです。


  外部の人には、有効ではありません。

  外部の人とは、亡くなった人にお金を貸していた、金融機関などです。

  お金を貸した金融機関は、相続権のある人に借金の返還請求をできます。

  これは、遺産分割協議の結果に関係ありません。

  相続人全員に借金の請求をしてきます。

  そして相続人は、借金返済の義務があります。

  「自分は借金の支払いをいっさいしない」

  この様に、遺産分割協議で合意しても、借金の返済義務は消えません。


  「私は、絶対に借金の支払いをしたくない」

  そう思う方は、「相続放棄」をしてください。

  相続放棄は、家庭裁判所に書類を提出しないと成立しません。


  遺産分割協議をしたから相続放棄は大丈夫。

  自分は一筆書いたから相続放棄は大丈夫。

  この様なことはありえませんので、くれぐれも注意してください。

「誰かが相続放棄をしてくれた」は大きな勘違い

  プラスの財産や借金などが多数あって、遺産相続の手続きが面倒。

  相続権のある、身内の誰かに全部任せた。

  自分は、遺産分割協議に関わらないようにした。

  その人に、何もいらない、と言ってある。

  だから、相続放棄が成立しているはずだ。

  いいえ、そんなことは、絶対にありえません。


  自分は誰かに実印を押した書類を渡しただけだ。

  相続放棄はしたことになっているだろうか?

  こう思ったら、まず相続放棄は成立していないです。


  相続放棄は家庭裁判所に書類を提出することで、やっと成立します。

  身内の誰かが、代わりに家庭裁判所に相続放棄の書類を提出してくれた。

  この様なことは、ほとんどありません。

  裁判所も本人に書面を通知して意志確認をしますから、勝手に他人の分までできないのです。

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