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相続放棄は、法律と実務が微妙に異なります。
そのため、相続放棄の判断に迷います。
相続放棄の疑問を解消する、情報提供サイト。



書類に書かない方がよいこと

相続放棄の書類には、書かない方がよいことがあります。

それは、相続財産の処分についてです。

亡くなった人の後片付けなどで、資産価値があるのかないのか、よくわからないことがあります。

また資産価値が多少はあっても、債権者が見向きもしなければ、まったく問題にはなりません。

しかし法律の文言では「財産は処分してはいけない」とはっきり書かれているわけです。

(正確には、財産の処分は相続の承認にあたる、という意味で書かれています。)

この場合、相続放棄の書類に正直に「10円の価値のあるものを処分しました」と書くと、どうなるでしょうか?

実は、1000万円もの相続の借金があったとしても、相続放棄が認められないのです。

裁判所も、現実社会がどのように動いているか、もちろん知っています。

しかし裁判所の使命は「法の番人」なのです。

「法の番人」である以上、現実社会がどうであれ、法に反する申し出がなされたら、認めるわけにはいかないのです。

なぜなら裁判所が法に反する申し出を認めてしまったら、法の番人ではなくなってしまうからです。

裁判所も、現実社会のことはもちろん知っています。

それをわかったうえで、書類には「財産を処分していない」と書いてあるから、「相続放棄を認めます」という判断をしてくれるのです。

このへんの建前と本音は、きちんと理解しておいたほうがよいでしょう。

ちなみに、相続放棄は一度でも却下されると、再び書類を出し直してもまず認められませんので、注意してください。

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