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相続放棄は、法律と実務が微妙に異なります。
そのため、相続放棄の判断に迷います。
相続放棄の疑問を解消する、情報提供サイト。



相続放棄のQ&A

Q:財産を少しでも処分すると、相続放棄が認められなくなるのですか?

A:
  そんなことはありません。
  資産価値のないものでしたら、処分しても大丈夫です。
  ただし、高額資産を意図的に処分したことが債権者に知られると、相続放棄を取り消される事はあります。


Q:亡くなった人の預金を解約してしまったのですが、相続放棄できますか?

A:
  相続放棄はできます。
  ただし、解約してしまった預金を封筒などにいれ、他の現金とはわけて保管してください。


Q:亡くなった人の預金口座から、公共料金が引き落とされてしまったのですが?

A:
  今後、亡くなった人の口座から公共料金が引き落とされる事のないように、 引き落とし口座の変更手続をしてください。
  これによって相続放棄が認められなくなる事はありませんので、安心してください。


Q:亡くなった人の手元にあった現金、日用品等は、どうすればよいですか?

A:
  手元にあった現金は、封筒などに入れて保管しておいてください。
  資産価値のない日用品等は、処分しても大丈夫です。これによって相続放 棄が認められなくなる事はありませんので、安心してください。


Q:亡くなった人のお金を葬式代に使用してしまったのですが?

A:
  常識の範囲内の葬儀費用であれば、使用は認められます。
  しかし、債権者への説明が必要になることがありますから、葬儀費用は亡くなった方の預 金から使用しないほうが無難です。


Q:財産の一部を処分してしまった、相続放棄はできるの?

A:
  相続する事が分かった為、財産の一部を処分したところ、借金がある事が分かった。
  このような方は意外と多いですが、このケースでは、相続放棄は出来ません。
  相続財産に手をつけてしまいますと、自動的に全てを相続する事になります。


Q:亡くなった人の税金や医療費は、支払わなければいけないのですか?

A:
  相続放棄をするのであれば、支払う義務はありません。
  支払わないでください。
  もしすでに支払ってしまったという方は、それ以降何もせず、そのままにしておいてください。


Q:アパートに1人暮らしで亡くなったため、荷物の引取りを大家から要求されているのですが?

A:
  相続放棄をすればまったくの他人となりますので、法律的に応じる必要はありません。
  ただ、大家さんにどうしてもと頼まれて断りづらい場合は、荷物等を一定期間はご自宅で保管しておく事をおすすめします。


親が亡くなって、自分は相続放棄するが、妻・子どもはいいのか?

A:
  相続放棄をした時点で、亡くなられた親と法律的な親子関係が解消されます。
  そのため、奥様やお子様も亡くなられた方との法律的な関係が解消されます。
  関係が無くなりますので奥様、お子様の相続放棄はする必要はありません。


Q:電話加入権は、どのようにしたらよいですか?

A:
  電話加入権の持ち主の変更手続はできませんので、そのままにしておいてください。
  ただし、電話の利用者の変更はできますので、利用者を変更して電話を使い続けることはできます。


Q:相続放棄をしたら、年金はどうなるのでしょうか?

A:
  亡くなった人が生前から受け取っていた厚生年金は、受け取る事はできません。
ただし、人が死亡した事により発生する「遺族年金」は、相続放棄をしても受け取る事ができます。


Q:相続放棄をしたら、生命保険金はどうなるのですか?

A:
  相続放棄をしても、受取人に指定されている人はそのまま受け取ることが できますので、受け取ってください。


Q:亡くなった人の預金口座はどうなるのですか?

A:
  相続放棄をする人は、預金口座をさわることができませんので、そのままにして置いてください。


Q:相続放棄できる期間(3ヶ月)を過ぎてから借金が出てきた!

A:
  相続人は、相続することを知った時から3ヶ月以内に、相続するか限定承認また は相続放棄をする必要があります。
  何もしないで3ヶ月たつと自動的に相続する事になります。

  悪質な金融会社の場合は、3ヶ月以降に督促や差し押さえをかけてくる場合 があります。

  このような場合、判例では、「申述人が被相続人の相続財産が全くないと過失 なく過信していたような場合には、3ヶ月を超えても、申述が受理されること がある」とあります。

  そこで、借金をまったく知らなかった状況を書面にして、家庭裁判所へ相続放棄を申請しましょう。
  状況によっては、申請が受理される場合があります。


Q:金融機関から支払を催促されているのですが、どう対処したらよいですか?

A:
  相続放棄の手続き中であるため、支払うつもりがないことを伝えてください。
  電話でも手紙でもかまいません。
  こちらから連絡をしなければならな い法律的な義務はありませんので放置しておいてもよいのですが、催促を されたくないという方は、支払うつもりがないことを伝えてください。


Q:消費者金融から、この書類に署名捺印をすれば支払の請求はしないといわれたのですが、署名捺印してもいいですか?

A:
  絶対に署名捺印をしないでください。
  相続放棄の手続き中であるため、応じるつもりがないことを伝えてください。
  応じてしまうと、放棄が認められなくなる可能性があります。


Q:他の相続人から、署名捺印をして印鑑証明を出すように言われたのですが?

A:
  絶対に署名捺印をしないでください。
  相続放棄の手続き中であるため、応じるつもりがないことを伝えてください。
  応じてしまうと、放棄が認められなくなる可能性があります。


Q:相続放棄をすると何か記録(戸籍など)に残りますか?

A:
  相続放棄をしても、戸籍などに記録が残る事はありません。


Q:相続放棄をしても住宅ローンは組めますか?

A:
  相続放棄が理由で金融機関から住宅ローンを拒否される事はありません。


Q:限定承認とは何ですか?

A:
  亡くなった方(被相続人)の財産の総額の範囲内で、亡くなった方の 借金も相続する事を言います。

  後から、借金が余分に見つかっても、相続財産の総額を超える分について は相続しなくよい制度です。

  限定承認には次の条件があります

1.相続を知ってから、3ヶ月以内に手続をすませる必要がある。

2.相続人全員で一度に限定承認をする必要がある。

  手続は以下の通りです

  1. 亡くなった方が最後に住んでいた場所を管轄する家庭裁判所へ、 「家事審判申立書(相続の限定承認)」を提出します。
    申立書は家庭裁判所でもらえますので、それに記入する事になり ます。
    提出に必要な費用は印紙800円、切手400円分(80円×5)です。
    (家庭裁判所によって違うケースがあります)

    添付資料
    ・亡くなった方の出生から死亡までの戸籍謄本
    ・相続人全員の戸籍謄本(出生から現在まで)
    ・財産目録
    (以上の提出書類は家庭裁判所によっては違う場合があります)

    なお、書類の提出は郵便でも可能です。

  2. 家事審判申立書が受理されると、相続財産管理人が選任されます。
  3. 申請された方、または相続財産管理人は債権者に公告・催告をします。
    公告は官報でします。債権者のために2ヶ月の申し出期間が必要です。
  4. 2ヶ月を過ぎてから、限定承認が成立します
  この制度は亡くなった方が財産と借金を抱えている場合に使えるのですが ほとんど使う方はいらっしゃいません。
  何故かと言いますと、条件を揃える事が意外と大変であること と、手続にかなり手間がかかるためです。

  それから亡くなった方の財産を調べる場合、時間がかかる事があります。
  相続財産の調査が3ヶ月以内に終了しない場合は、この期間を伸ばして もらうことが可能です。
  「相続の承認または放棄の期間の伸長申立書」を家庭裁判所に3ヶ月以内 に申請します。
  申請が通れば、判断する時間がもらえます。
  延びた期間内であれば、相続放棄も限定承認もできます。

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